生活習慣病の基礎知識に関連するcolumnです。

がんの基礎知識 (2019.11.26)

がんとは

 

良性腫瘍と悪性腫瘍

 

腫瘍(tumor)は「腫れもの」という意味であり、体の細胞の一部が勝手に増殖をはじめ、塊となったものである。良性と悪性の2つに分けられる。

最近では、厳密さを示すときには「腫瘍」ではなく、「新生物(neoplasm)」という言葉を用いることがある。

 

良性腫瘍

消化管に発生するポリープや皮膚にできる いぼ などの腫瘍を指す。

周囲の細胞を破壊したり、転移を起こしたりはせず、ある程度増殖はしても速度は遅く、生命にかかわることはない。しかし、良性腫瘍の中にも、時間とともに性質が変化し、悪性腫瘍になるケースがある。皮膚、骨、大腸の良性腫瘍のケースである。また、脳腫瘍の大部分は良性腫瘍であるといわれているが、近くの細胞を圧迫してその働きを阻害するため、腫瘍の発生した部位に応じた頭痛、まひなどの症状が起こる。生命にかかわるケースとして、生命を支える脳幹に発生した場合は、手術ができない。

 

悪性腫瘍

細胞が無制限に増殖し、周囲の正常な細胞を破壊し、転移を起こして生命に危険を及ぼす腫瘍を、「悪性腫瘍」または「悪性|新生物(がん)」という。厚生労働省の統計は、「悪性新生物」という言葉で統一。

 

悪性腫瘍の特徴

自律性増殖

正常な新陳代謝を無視して、無制限且つ自律的に増殖を繰り返す

 

浸潤

周囲の臓器にしみ出るように広がる

 

転移

血液やリンパなどを通ってほかの臓器に移る

 

悪液質

正常な細胞が摂取しようとする栄養分をがん細胞に奪われ、がん毒素により全身倦怠や体重減少、身体が衰弱した状態に

 

 

悪性新生物とは

悪性腫瘍は発生する細胞の種類によって、「癌腫」、「肉腫」「造血器腫瘍」に分類される。

 

癌腫

消化管や呼吸器粘膜、肝臓、腎臓などの臓器を構成する上皮細胞から発生する悪性腫瘍。

組織の型の違いから扁平上皮がん、腺上皮がん、未分化がんの3つに分類

 

肉腫

筋肉や骨などの細胞に発生する悪性腫瘍

 

造血器腫瘍

白血病や悪性リンパ腫など

 

 

周囲の組織を破壊・浸潤して全身に転移し、人体に致命的な害を与える癌腫や肉腫のすべての悪性腫瘍を「悪性新生物」といい、「がん」と総称される。

発生要因は、食生活、運動、喫煙、飲酒、休養などの生活習慣の関与が大きい。

当社の事業内容