健康管理学に関連するcolumnです。

健康管理学 健康の概念 (2019.11.19)

1 健康とは何か

 

健康の定義

健康の定義は、世界保健機関(WHO)によると

健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態にあることであり、単に病気や虚弱でないことにとどまるものではない。到達しうる最高度の健康を享受することは、人種・宗教・政治的信念・経済的ないし社会的地位のいかんにかかわらず、すべての人類の基本的権利の一つである

 

すなわち、健康とは単に病気や虚弱で無いばかりでなく、身体的に体力値が高く、知的に適切な教育を受け、社会的(家族、地域社会、職場)には豊かな人間関係があり、精神的にも安定している状態であるものとする。

 

日本国憲法第25条では、「すべての国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する。国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と健康は全ての国民が享受すべき基本的な権利であり、それに対する国家の義務も述べられている。

2 健康意識

 

健康感

 

多くの人は、健康と病気を対比させた考えを持っているため、病気が無ければ自分は健康で思うと思う人は多い。しかし、人間の精神的な側面である環境や生活に対しての欲求や期待というものは非常に個人差がある。身体的な健康状態に異常がなくても、運動不足や睡眠不足、ストレスといったものを生活の上で感じていれば、自分は健康でないと感じる人もいる。例えば身体的に異常があったとしても、環境や生活との調和が感じられ、充実した日常生活を送っていれば、健康だと感じる人もいる。

このように健康観には個人差があり、健康の保持・増進を図っていくためには、自覚的な健康感を高めることを考えていくことも大切である。

健康不安

健康に対して何か不安を感じている「健康不安」は、健康行動に向かわせるものとなる。

不安を感じているから、行動に移している人は多くはない。また、今は健康でもいつかは病気になるかもしれないという潜在的な健康不安もある。

また、健康には所謂「健康度」ともいえるいくつかの段階がある。

・病気や虚弱ではない = 「消極的健康」

・WHOのような定義 = 「積極的健康」

「半健康」

なんとなく疲れやすく、心身ともにすっきりしない状態の人が今増えているため、健康への適切な対応が強く望まれている。

 

不健康生活  

半健康

病気への恐怖

健康不安

栄養の偏り

運動不足

ストレス

睡眠不足

飲酒

喫煙

公害

体調違和感

体力低下

疲労感

肥満

 

 

<健康に対する意欲>

健康は本人が心身を大切にして、健康生活を守っていかなければ確保できない。

当然、本人の健康に対する意欲が大切である。また、医療機関、社会福祉機関、行政機関、住民組織などが連携して一次予防から三次予防にいたるまでの包括保険・医療を実践していくことが重要である

 

<一次予防>

 一次予防とは、病気の原因を究明し、その原因を除去是正したりすることによって、病気にかからないように普段から健康増進に務めることをいう。

生活習慣病の場合、原因となる危険因子を除去し、生活習慣の見直しを行いながら改善していく。つまり、健康的な生活習慣づくりを行って、生活習慣病を予防することが一次予防である。

 一次予防としては

 ・健康教育

 ・食生活の改善

 ・適度な運動

 ・禁煙

 ・生活環境の改善

 ・適度な運動

 ・禁煙

 ・生活環境の改善

 ・予防接種

 ・災害、事故の防止

 

<二次予防>

 二次予防とは、病気になっても病気の症状が進展したり、また死に至ることが内容早期発見・早期治療をしていくことをいう。生活習慣病は殆どの場合、その症状が現れるまでには長い年月を書けて徐々に進行してきたものであり、ごく初期の段階では無症状のことが多い。従って早期に発見し、適切な治療を行えば、びょきによっては完全に治癒することも期待できる。

 二次予防の代表的なものとして、

 ・一般健康診断や特定検査(脳卒中や心筋梗塞などの重要な危険因子の早期発見が目的)

 ・がん検診(肺がんや胃がん、大腸がん、子宮がん、乳がんなどの早期発見を目的)

 ・そのほか各種スクリーニング検査などが

 

<三次予防>

 三次予防とは、病気や障害の進行防止、病気の再発防止、機能回復、機能維持のためのリハビリテーションなど病気や災害にかかった後の対策を言う

 生活習慣病の場合、ほとんど自覚症状がないために、自ら進んで医療機関に検査を受けに行く人は少ない。二次予防の段階で、早期発見・早期治療となれば良いが、様々な症状が現れた後に医療機関を訪れたときには、病気の重症化防止、後遺症の防止、死亡の防止を目的とした治療が必要になってくる。また、後遺症を残した場合、機能障害を最小限にとどめると同時に残存する機能を最大限に生かすために、リハビリテーションと社会復帰対策を講ずることが重要となる。

 

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